変化の早いWebエンジニアへの転向

エンジニアに求められるのは言うまでもなく確かな技術力です。しかし技術というのは常に進歩しつづけているため、同じ技術だけがいつまでも延々と使われているという状態はあり得ません。新しい技術はどんどん生まれてくるし、エンジニアはそれに対応していかなければなりません。特にWebエンジニアの世界においては、それが顕著です。
Webエンジニアの戦いの舞台であるインターネットの世界では情報の伝達をより早くするため、新しい通信技術の開発やセキュリティの発達などがすごいスピード感で進んでいきます。Webエンジニアへの転向を考えるとき、その速度に対応できるだけのスピード感のある学習を常に自分で継続できるかどうかがポイントとなります。
とりわけ先端技術になればなるほど、それを理解している人間の数がまだ少ないです。つまり、誰かが教えてくれるわけではありません。セミナーやら研修など無い世界で、自分で調べて自分で試行錯誤して身につけます。それができなければWebエンジニアであり続けるのは非常に困難だと言えます。
プログラム言語も汎用機の世界とは違って次々と新しい言語が登場し、古い言語は淘汰されていきます。コンピューターウィルスをめぐるセキュリティのいたちごっこは、終わることなく続きます。せっかく覚えた知識も数年後には古くて使えなくなる可能性もあります。
そんなスピード感を怖れず、どんどん新しい知識を吸収し続ける勇気を持つことが、Webエンジニアに転向する人間に課せられる最初の試練なのです。